錫縁菊蒔絵香合

錫縁菊蒔絵香合
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錫縁菊蒔絵香合

南北朝~室町時代             
錫縁香合に描かれる蒔絵の
代表的な意匠のひとつといわれる菊蒔絵香合です。

時を重ね、霞がかったようなやわらかな菊の佇まいは、
雅な背景をもちつつも、侘びの精神も兼ね備えているようで、
深く印象に残ります。

日本の黒の美しさを賛美する言葉に漆黒というものがありますが、
こちらの香合は、そのような日本の漆の深みのある美しさを
あらわしているように思います。

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